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「家族の一員」「多くの経験」…さらばジャンボ (2/3ページ)

2014.3.6 09:20

 85年の日航ジャンボ機墜落事故は、大きなショックだった。航空機の整備では単純なミスも許されない。「生半可な気持ちでは駄目だとあらためて思った。ミスがないか徹底的に確認する癖がつき、家では変人扱いされています」。無事故で引退を迎える747には「静かに休んでくれ」と声を掛けるつもりだ。

 本当に愛された

 姉と一緒に金沢さんのお守りを作った次女、奈々さん(25)は2011年に全日空に入社、客室乗務員として747にも搭乗した。「父は安全第一の人。家族旅行で母が、エアコンを切り忘れたかもしれないと言うと、飛行機をキャンセルして帰宅したこともあった。実際には切れていたんですけどね」とほほ笑む。

 父は海外赴任が長く、家族が一緒に過ごせるのは旅行の時ぐらいだった。よく利用した747は「楽しい思い出と結びついている。家族の一員のような存在です」という。

ANA客室乗務員、奈々さん「本当に愛された飛行機。ありがとう、お疲れさまと言いたい」

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