「どの色がいいかな?」と迷う天童さん。あれこれ選ぶのも楽しい=2014年2月12日、東京都港区の「BOOK246」(宮崎裕士撮影)【拡大】
地域を大事に
もう一ついいなと感じたのは、お二人が地域をとても大事にしていらっしゃること。ハナさんはもちろんのこと、NPの母体であるケンエレファントも、会社がある神田のお祭りに参加したり地域手帳を作ったりと、貢献されている。地域を大事にするというのは、人を見るということ。つまり、個々の人なんて見ないグローバリゼーションとは逆のローカリゼーション。それが、NPのプロジェクトをうまく回転させている。
グローバリゼーションは負をいかに切り捨てて利益を得ていくかということだから、どうしても行き詰まる。社会にどんどん負の存在ばかりを増やすことになってしまう。
そんな中、いかに眠っていた善意を掘り起こすかがこれからのビジネスモデルになっていくのではないか。モノが行き渡っている現代社会の中で、何を買うか。AとBがあって、Aに善意が見えていたら、Aを買うでしょう。気恥ずかしく聞こえるかもしれないけど、僕は作家だからあえて言いたい。これからの希望となるものは、人々の善意だと思います。善意は資源なのです。(談)(取材・文:塩塚夢/撮影:宮崎裕士/SANKEI EXPRESS)