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女性は笑って乗り越える力がある 石田えり、松田美由紀 舞台「フローズン・ビーチ」 (1/3ページ)

2014.3.10 16:05

 本質が描かれている

 毒に満ちた女性の実態を、コメディータッチで描いたケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の傑作戯曲「フローズン・ビーチ」(高羽彩演出)が3月10日から、CBGKシブゲキ!!(東京)で上演される。

 女5人の群像の中心となる千津と市子を演じるのが、松田美由紀と石田えり。「女性は怖い。でも、いろんなことを笑って乗り越える力があると伝える作品」(松田)、「登場人物が抱く嫉妬や殺意は誰の胸にもあるもの。自分のなかに潜む毒を丸ごと受け止める機会にしてもらえたら」(石田)。女の本質にせまる戯曲のメッセージを読み解きながら、2人は演じる。

 大学最後の夏、南の孤島のモダンな別荘に、千津(松田)は、旧友の市子(石田)を伴いやってくる。別荘の主の双子、愛と萌(渡辺真起子が二役)と盲目の継母(山口美也子)もまじえ、女5人の人間関係は、居間を舞台に次第に煮詰まっていく。ささいな意思疎通の齟齬(そご)や誤解の連鎖は、やがて殺意にまで発展する。

 一見、飛躍かに見える展開だが、女性たちの日常に起こる感情のさざ波を丹念に拾い集めたKERAの戯曲は、むしろリアル。「何げないひと言を聞き流せず、ひっかかってしまうような狭い日常を生きる女性の本質が描かれている」と松田はいう。

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