東日本大震災の発生から3月11日で3年。復興庁によると、全国で26万7419人(2月13日現在)がいまなお避難生活を続けている。それでも被災地にはこの1年、しっかりと成長した子供たちがいた。1年前に本紙に登場してくれた岩手県宮古市の田老第一小学校5年、佐々木綾芽(あやめ)さん(11)は、「元気です」と近況をつづってくれた。
この1年で身長が7センチも伸びたという。小走りで駆け寄ってくる驚くほど大人びてきた笑顔がまぶしい。
「バレーボール トロンボーン 友達と遊ぶ 元気です 田老一小5年 佐々木綾芽」
照れながら書いてくれたメッセージは、力強く大人の字になっていた。ノートを持って高台に上ると、来月(3月)に全線復旧する“三鉄”(三陸鉄道)が通り過ぎた。初めて出会ったときと同じ海、今年はまだ雪に覆われた田老の集落が見えた。