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【東日本大震災3年】被災地再訪(4) あるじ待つ品 処分の自治体も (1/3ページ)

2014.3.11 18:35

小学校の体育館に山積みとなったランドセル。持ち主が現れるのを静かに待っている=2014年2月5日、宮城県名取市(桐原正道撮影)

小学校の体育館に山積みとなったランドセル。持ち主が現れるのを静かに待っている=2014年2月5日、宮城県名取市(桐原正道撮影)【拡大】

  • SANKEI_EXPRESS__2014(平成26)年3月11日付
  • 宮城県名取市
  • 岩手県陸前高田市
  • 福島県南相馬市
  • 福島県双葉郡楢葉町

 宮城県名取市の小学校体育館にランドセルが山積みになっていた。東日本大震災の被災地では各自治体などで、持ち主が分からない「思い出の品」の保管や展示を行っている。時間の経過とともに名乗り出る人は減り、劣化も目立つ。

 名取市は今後も保管を続けるが、3年を区切りに処分を決める自治体も出てきた。その一つが宮城県石巻市。3月11日の展示期限が迫った(3月)1日、高橋浩美さん(48)は、市の施設で1枚の写真を見つけて頬を濡らした。犠牲になっためいの三浦優奈ちゃん=当時(7)=の赤ちゃんのときの姿が写っていた。半分は画像がにじんで分からないが、優奈ちゃんを抱くほっそりとした腕は見える。優奈ちゃんの母で妹の里美さん=当時(32)=が写っていた可能性がある。

 高橋さんは津波で11人の家族や親戚を失い、実家の周囲などで思い出の品を捜し続けてきたという。

 石巻市で保管しているのは写真約56万枚のほか、位牌(いはい)や賞状、人形など約3000点。15日に僧侶に供養してもらい、焼却する。担当者は「つらい選択でした」と話す。

被災地の各自治体 持ち主が分からない「思い出の品」の保管や展示

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