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【ウクライナ情勢】クリミア住民投票 「祖国に戻れる」 ロシア編入に歓声 (1/4ページ)

2014.3.17 10:40

  • ウクライナ海軍、ロシア海軍黒海艦隊(司令部ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ)。※「ミリタリー・バランス」2014年版などから。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。
  • ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ=2014年3月16日現在

 「この日を待っていた」。ロシア編入の是非を問う住民投票が行われたウクライナ南部クリミア自治共和国では3月16日、「ロシア編入」を歓迎する声が街中にあふれた。投票に反対する声は、ロシア軍や「自警団」と呼ばれる武装集団が厳戒態勢を敷く中、事実上封殺された。

 10人中8人が支持

 「運命の日」-。クリミア当局側がこう呼ぶ、16日の住民投票は、前日の快晴とは一転した雨模様の中で行われた。それでも、投票開始の午前8時前から投票所には行列ができた。

 投票所からは、水色と黄色のウクライナ国旗は消えていた。自治政府や地元議会庁舎はもとより、一部の投票所には、早くもロシア国旗が掲げられ、すでに「ロシア編入」が決まったかのような錯覚を覚えるほどだ。

 シンフェロポリ市内の投票所前で10人に聞いたところ、8人が「ロシア編入」を支持した。「歴史的な祖国であるロシアに戻ることができ、こんなにうれしいことはない」「キエフではロシア語を禁じようとするファシスト(全体主義者)たちが政権を奪った。彼らと一緒にはならない」と理由をあげる。残る2人はコメントを拒否した。

投票が「強行」されたことに強い不満 「公正ではない」

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