NOAAのジェームズ・バトラー博士は「今年も5月がピークで402ppmに達し、来年は404ppmに上昇する。400ppmを超える時期も毎年早まる」と予測。温暖化の深刻な影響が避けられなくなる水準は「分からない」とした上で「化石燃料から排出されるCO2を80%減らせば濃度上昇を止めることができる」と指摘し、思い切った温暖化対策の必要性を訴えた。
マウナロア観測所は人間活動の影響を受けにくい標高3397メートルにあり、長期にわたる測定を続けている。大気中のCO2濃度は産業革命前は約280ppmだったと推定されるが、20世紀後半以降に上昇ペースが加速し続けている。
沿岸で数億人移住も
世界各国で作る「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」も、25日から横浜市で始まる作業部会で、CO2を今のペースで排出し続ければ、地球温暖化で自然や社会、経済に極めて深刻な影響が生じると警告する報告書をまとめる予定だ。