北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)の射程=2014年3月26日午前2時35分と42分で、いずれも北朝鮮・平安南道粛川(スクチョン)から東<日本海の公海上>に向けて発射された。【拡大】
北朝鮮は2月21日から、米韓合同演習や合同訓練に対抗するかたちで、短距離弾道ミサイル「スカッド」やロケット砲を断続的に発射した。今月(3月)16、22、23日には1960年代に開発され旧ソ連から導入した地対地ロケット「フロッグ」を大量に発射した。韓国国防省は26日、「国連安全保障理事会の決議に違反する」として北朝鮮のミサイル発射を非難。韓国軍は今後の追加的な発射を警戒している。
《挑発の一方で対話姿勢は崩さず》
北朝鮮が日米韓首脳会談の時間に合わせて、中距離弾道ミサイル「ノドン」の発射に踏み切ったのは、北朝鮮問題を話し合う日米韓を明らかに念頭に置いたものだ。北朝鮮は一方で、日本や韓国との対話姿勢を続けており、ノドンの発射が対日・対韓協議に、深刻な影響は及ぼさないと読んでいることがうかがえる。
米軍と韓国軍は2月下旬に合同軍事演習を始め、現在、4月18日までの予定で合同の野外機動訓練「フォールイーグル」を実施している。北朝鮮はこの間、短距離弾道ミサイルや多連装ロケット砲などを断続的に発射している。