北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)の射程=2014年3月26日午前2時35分と42分で、いずれも北朝鮮・平安南道粛川(スクチョン)から東<日本海の公海上>に向けて発射された。【拡大】
《12年とは対照的対応》
日本政府は3月26日、北朝鮮による中距離弾道ミサイル発射に対し、北京の大使館ルートで北朝鮮側に「遺憾だ」と抗議。安倍晋三首相は訪問先のオランダ・ハーグで、情報収集と分析に全力を挙げるとともに、米韓両国と緊密に連携しながら対応することなどを関係各省に指示した。ただ、北朝鮮と30、31両日に北京で行う外務省局長級協議は予定通りに実施する方針で、北朝鮮側の狙いを見極めながらの難しい判断を迫られそうだ。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は26日の記者会見で、ミサイル発射は日朝平壌宣言や国連安全保障理事会決議に違反する行為として非難した。ただ、日朝局長級協議については「拉致問題を扱うとともに、ミサイルや核という安全保障上の懸念を取り上げることができる。わが国の立場をしっかり主張する」と述べ、中止しない考えを明らかにした。