海自艦の艦尾でなびく旭日旗=2012年10月18日、神奈川県横浜市(河田一成撮影)【拡大】
対する韓国海軍の海軍旗を知る外国人はどれほどいるだろう。この格の違いに、韓国人は嫉妬する。情念・怨念の濃さに哀しみさえ漂うが、国際法は学習しなくてはならない。
そもそも、軍艦は国家の延長とされ、国外に在っては不可侵権など大使館と同様の特権を持つ。大きな権能を有する軍艦の証しが軍艦旗だ。国際法上は軍艦たる海自艦も当然、軍艦(自衛艦)旗を掲げる義務を負う。従って十六条旭日旗に対し、韓国内での製造や掲揚に罰則を科す法案の審議は、主権侵害を意識した無礼な作為である。
ところが韓国人は、地球上のあらゆる国・分野で「旭日旗狩り」を行う。その目の付け所は常人の及ぶところではない。何と、歴史的建造物のステンドグラスの中にも「軍国主義の亡霊」を創り出す。
在米韓国人団体が3月22日、米ペンシルベニア大学・芸術文化研究棟の学生食堂にあるステンドグラスの即時撤去を学長に要求した。ステンドグラスには、赤い太陽から扇の骨のような縞(しま)模様が延びているのだとか。棟が建てられた1928年ごろにはめ込まれたようだ。韓国人学生がフェースブックに写真を掲載したのが発端だった。他に▽旭日旗の戦犯性認識▽「事件」に関する個人・団体への教育▽外部への要求受諾表明-を求めた。団体会長は「知性が生まれる場に戦犯旗のデザインが飾られたのは衝撃」と述べている。