北朝鮮は31日朝、延坪(ヨンピョン)島や白●(=領の頁を羽の旧字体に、ペンニョン)島の北方に射撃区域7カ所を設定したとする訓練計画を韓国に通知し、船舶が近づかないよう要請していた。北朝鮮が訓練計画を事前通知するのは異例。
北朝鮮の通知を受け、韓国軍はNLLの南側を砲撃した場合には強力に対応すると北朝鮮側に通告。F15K戦闘機や艦艇を黄海に投入して警戒監視を強化し、白●(=領の頁を羽の旧字体に)島の住民をシェルターなどに緊急退避させた。
北朝鮮は500発以上の砲弾を発射して朝鮮半島情勢を緊迫化させる一方で、北京で行われた日朝局長級協議では、対話に積極的な姿勢を見せた。日韓関係の悪化をにらみ、日本との交渉を軌道に乗せ、日米韓を引き離そうとする意図がうかがえる。
北朝鮮が“融和的”な態度を見せて行われた協議は韓国でも報じられたが、韓国国内では日本への「疑心」が強まっているとされる。再開した日本との交渉を北朝鮮としては簡単に手放すことはできない。むしろ、韓国の対日不信こそが北朝鮮の狙いで、日韓のさらなる離間を狙い、今後も日本への対話攻勢を強める可能性もある。(北京 山本雄史、ソウル 加藤達也/SANKEI EXPRESS)