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【円游庵の「道具」たち】時を調理する 丸若裕俊 (3/5ページ)

2014.4.4 15:25

  • “シツラエル”カンパニー「丸若屋」代表の丸若裕俊さん=2013年6月21日、東京都台東区(大山実撮影)

 羽釜(はがま)と呼ばれる鉄製の釜部分と木製の蓋からなるその品は、確かに現代の家庭で見ることはほとんどないが、シンプルでありながら無駄のない美しい形状をしており、人をひき付けるに十分な存在感がある。無論、存在感だけでなく、機能的にも全ての面で優れているのだという。

 話を聞く程に「使ってみたい」という欲望が募り自分でも「また悪い癖だ」と分かりながらも、店を後にするときには真新しい羽釜を持ち、“おいしいご飯の炊き方”という虎の巻まで手にしていた。

 釜のある暮らし

 実際に購入してみて、その使用上の簡単さには驚かされた。使用方法はいたってシンプル。30分火にかけその後少しおくだけである。手間といえば、10分ごとに火加減を微調整することだが、その炊きあがりを知れば、苦労どころか期待に胸膨らます至福の時間だと分かるはずだ。確かに不規則な生活を送る自分にとって、毎日その釜を使用するということは難しいが、休日に釜でご飯を炊くということは、とても良い習慣になりつつある。

“釜でご飯を炊く”楽しみも

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