声明は、2月のシドニー会合で合意した世界の国内総生産(GDP)を5年間で2%以上伸ばす目標を達成するため、各国に「新たな行動」を要求。9月の会合で検証するとした。
また、G20は新興国の発言拡大に向けたIMF改革が米議会の反対で遅れていることに「失望している」と憂慮。年末までに実現できない場合、新たな選択肢を検討する方針も示した。
一方、日本は会合で、4月の消費税率引き上げとそれに伴う5.5兆円の経済対策を説明。麻生太郎財務相は、閉幕後の記者会見で「経済成長と財政健全化の両立の観点で各国の理解が得られた」と述べた。
≪土台揺れるG20 「薄氷の協調」≫
ウクライナ問題で米欧とロシアが対立する中、世界経済への危機感からG20の協調はかろうじて保たれた。ただ、ウクライナ情勢は緊迫化し、米欧とロシアの緊張緩和の糸口はつかめぬまま。今後は外交を軸に事態打開を模索するが、薄氷を踏む協調がいつまで続くか見通せぬ状況だ。