トゥルチノフ氏は13日のテレビ演説で武装集団を「侵略者」と呼び、「東部でのロシアによるクリミア併合の再現を許さない」と非難。14日には最高会議(議会)の演説で、5月の大統領選に際して親露派が実施を求めている連邦制移行に関する国民投票に「反対しない」と述べた。
東部での親露派による庁舎占拠は14日も拡大した。ドネツク州南部の港湾都市、マリウポリやドネツク近郊のマケエフカ、ハルツィスクで市庁舎などが占拠され、ロイター通信によると、東部ゴルロフカで14日、100人以上の親露派が警察施設を攻撃した。(モスクワ 佐々木正明/SANKEI EXPRESS)
≪勢い増す親露派 次々に施設占拠≫
ウクライナ東部で親露派の勢いが急速に増している。各地で主要な行政施設や治安機関を相次いで押さえ、政府の統治が及ばない都市も出始めた。親露派の要求は自治権を拡大する「連邦制移行」でまとまり、ロシア政府の主張と呼応する。ジュネーブで4月17日に予定される米国、ロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)による4者協議を前に、ロシアは「連邦化」の既成事実を固めつつある。