東部では親露派と親欧米派の住民の分断が深まり、ウクライナ政府との対話の機会もほとんどない。その中で着々と影響力を高めているのがロシアだ。
「連邦化」へ布石
ソ連時代からの結びつきから「経済難を救うことができるのはロシアだけ」と語る人は多い。クリミアで多用された住民投票を呼び掛ける看板と酷似した広告も現れ、連邦化への布石を一つ一つ打っているかのようだ。
今後、ドミノ現象的に東部や、ロシア系住民が比較的多い南部の各都市が親露派の支配下に入る可能性もある。17日の4者協議で、ロシアはクリミアで用いたのと同じように「住民の自由意思」を建前に、連邦化の要求を貫くとみられる。
東部ハリコフのジャーナリストは「一般の親露派住民は連邦制が何かを理解していない。だがロシアにとっては明快だ。東部を支配し、少なくとも欧米との緩衝地帯にすることだ」と話した。(共同/SANKEI EXPRESS)