謎の武装集団
親露派は正体不明の重武装の集団とともに現れ、東部の町で次々と施設を占拠している。
(4月)12日にスラビャンスクで警察署を占拠した武装集団の一部は迷彩服姿で、複数の銃などの武器を携帯。服の中に防弾チョッキなどを着込んでいるように見え、職業軍人を思わせた。
集団は警察署を占拠した後すぐにタイヤや砂をトラックで運び込み、手際良くバリケードを築いた。占拠した施設にはロシアなどの国旗が掲げられた。行動は統制され、よく訓練された様子がうかがえる。ウクライナ南部クリミア半島で親露派がロシア軍の後押しを受けて急速に支持を拡大した手法とそっくりだ。
親露派住民の要求は、住民投票とそれに基づく連邦制導入だ。恵まれない経済状況から「とにかく現状変更したい」との思いは強いが、連邦制で具体的に何を実現できるのか説明できる人はほとんどいない。仮に連邦化した後も、ウクライナに残るか、さらに分離独立やロシア編入を目指すかで意見は割れている。