輸出は3.4%減
輸出は3.4%減とマイナス。世界経済の回復に伴って欧米向け輸出は増えたが、香港向けが約3割減だった。
中国政府は今年の成長率目標を「7.5%前後」としている。国家統計局の盛来運報道官は記者会見で「7.4%は7.5%前後の範囲内だ。世界的にみれば高い成長率だ」と述べ、想定範囲内の鈍化との認識を示した。
≪構造改革進める指導部 減速は許容範囲内≫
中国の1~3月のGDP成長率が7.4%に鈍化したのは、習近平指導部が経済の減速を容認していることの表れだ。中国経済は過剰投資やバブル懸念などの問題を抱えており、政府は成長を追わずに構造改革を進める構えだ。
李克強首相は4月10日の演説で「経済が一時的に不安定になっても、短期的な景気刺激策は取らない」と言明し、構造改革への決意を示していた。
中国は2008年のリーマン・ショック後に打ち出した4兆元(約66兆円)の大規模景気刺激策で経済が回復。しかし過剰投資や住宅価格の上昇といった問題が深刻になった。正規の銀行取引以外の金融取引である「影の銀行(シャドーバンキング)」も膨張した。