ほかにも、ロシアの軍用ヘリのほとんどが東部ザポロジエの企業モトール・シッチ製のエンジンを装備。南部ニコラエフの企業ゾリャー・マシプロエクトのガスタービン・エンジンはロシア海軍に新規配備される軍艦に使われる計画だという。
ハルトロン製の制御装置は、ロシアの宇宙船を打ち上げているロケット「エネルギヤ」「ドニエプル」などにも使われており、ロシアが誇る宇宙開発でもウクライナ企業との協力は欠かせない。
プーチン政権は2020年までに少なくとも20兆ルーブル(約57兆円)の予算を投じ、古くなった核ミサイルの大半を含む防衛装備を全面的に近代化する計画を進めている。しかし更新の規模が大きすぎて全ての新装備を国産で賄うことは難しい。軍近代化にはウクライナとの協力が不可欠だ。
ウォロノフ評論員は、プーチン政権がウクライナ危機により軍事技術協力の最大のパートナー国を失うことを恐れているとすれば、武力に頼ったロシアの介入は「クリミアにとどまらないだろう」と指摘している。(共同/SANKEI EXPRESS)