九回、最終打者がアウトになり、ワーストタイの70連敗を喫してがっくりする東大の選手たち=2014年4月20日、東京都新宿区・神宮球場(中井誠撮影)【拡大】
OBエール「胸張って」
そんなチームの現状にOBはエールを送る。前回の70連敗時にエースだったソフトバンクの小林至(いたる)球団統括本部副本部長(46)=元ロッテ=は「再来週(早大戦)は勝つでしょう。他の5大学は甲子園に出場した選手が昔よりも集まっているので、今の子たちは大変だ。胸を張って頑張ってほしい」と励まし、NHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを務め、現役時代に8勝(27敗)を挙げた大越(おおこし)健介氏(52)は「先発投手は常に完封するつもりでマウンドに立ってほしい。序盤を抑え、相手の焦りを誘う展開になれば必ず勝機は生まれる」とアドバイスする。
かつて、怪物・江川卓(58)=法大→巨人=に東京六大学リーグで最初に黒星をつけたのは東大だ。あの剛速球に食らいつき、顔面返しの打撃で怪物をKOした気迫を、再び見せてほしい。(SANKEI EXPRESS)