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【湘南の風 古都の波】花も嵐も鐘の音も (1/4ページ)

2014.4.22 15:50

国宝の梵鐘と春の花の軽やかさがしっくりととけ込む=2014年4月6日、神奈川県鎌倉市山ノ内、建長寺鐘楼(渡辺照明撮影)

国宝の梵鐘と春の花の軽やかさがしっくりととけ込む=2014年4月6日、神奈川県鎌倉市山ノ内、建長寺鐘楼(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 八重桜(手前)とカイドウ(中央)、そして背後の新緑。松浦養蜂園の働きバチも境内を訪れていたかもしれない=2014年4月13日、神奈川県鎌倉市大町の妙本寺(渡辺照明撮影)
  • 巣箱の点検をする松浦一さん。ハチの状態に毎日、目配りをする=2014年4月6日、神奈川県鎌倉市大町(渡辺照明撮影)
  • 気温が上がり、巣箱を出るハチの動きが活発になった=2014年4月6日、神奈川県鎌倉市大町(渡辺照明撮影)
  • 瓶に詰められたハチミツ。ラベルは娘さんのデザインだという=2014年4月6日、神奈川県鎌倉市大町(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 長い冬から一気に解き放たれ、4月の鎌倉は花にあふれている。はらはらと散り始めた桜はもちろん、お寺の境内のカイドウも、線路脇の小さな草花も、まさしくわが世の春の彩りだ。

 4月6日の日曜には北鎌倉の建長寺で大花(だいか)展が始まり、お釈迦様の誕生日を祝う降誕会(花祭り)の8日まで国宝の梵鐘(ぼんしょう)がある鐘楼や三門、仏殿、法堂などが見事な花で飾られた。出展者は流派、経歴、国籍を問わないということで、フラワーデザイナーの赤井勝さんの指導を受けた各国大使夫人の作品も見られた。

 有名な漢詩に「花に嵐のたとえもあるさ」と名訳をつけたのは作家の井伏鱒二だっただろうか。

 6日の午後もその「たとえ」の通り、お天気はめまぐるしく変わった。午前中の暖かい日差しが一転、にわかにかき曇ったかと思う間もなく、激しい雨がたたきつける。あわてて三門の下に駆け込み雨宿りをしていると、傍らの鐘楼で草月流の上原瑞光さんが活け込みを続けていた。

春爛漫の百花蜜

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