基幹産業が衰退
太平洋に面した高知県西部の室戸市。試算では、2040年の人口は現在の3分の1の約5000人に落ち込み、20~30代の女性は83.4%減の156人となる。基幹産業の漁業の衰退に伴い若者の流出が続いているのが要因で、担当者は「雇用確保や子育て環境の充実などに取り組んでいるが、決め手の対策がない。このままでは消滅してしまう」と危機感を強める。
炭鉱閉山の影響でかつて20万人を超えた人口が約12万人に急減した福岡県大牟田市は、増加を目標としていた人口政策の方針を減少幅の縮小に転換し、転入者の定住支援などに取り組む。だが効果は限定的で、担当者は「全国的に移住人気が高まっているというが、亡くなる人の方が多い」とこぼした。
人口約32万人の秋田市は、県庁所在地にもかかわらず大幅な減少が予測されている。就職活動中という市内の無職男性(22)は「地元には活力がなく、就職先もない。早く何とかしてほしい」と訴える。