日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2014年4月2日、千葉県内(伴龍二撮影)【拡大】
(9)遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩(子が遠くへ行けば、寝ても覚めても心配する)
(10)究竟憐愍(くぎょうれんみん)の恩(自分が死んたあとでも子を護りたいと願う)
この世に親のない人は誰一人として存在しません。特にお子さんを持つ方は親の恩をより実感されると思います。時代は変わっても、親の恩は変わるものではありません。聖人賢人といわれた方々はみな親孝行でありました。
たとえどんな親でも親は親。「自分という存在は親あってこそ」とより深く考え、父の日、母の日などに関係なく日々、御両親に報恩感謝の気持ちを「言葉」や「態度」で表していただきたいと思います。(尼僧 鈴木日宣/撮影:伴龍二/SANKEI EXPRESS)
■すずき・にっせん 1961(昭和36)年6月、東京都板橋区生まれ。音楽が好きで中学では吹奏楽部に入りクラリネットを担当。高校生の時、豊島区吹奏楽団に入団。音楽仲間とともに青春時代を過ごす。
7年間社会人を経験したあと内田日正氏を師として26歳で出家。日蓮宗系の尼僧となる。現在は千葉県にある寺院に在住し、人間界と自然界の間に身をおきながら修行中。