投手と野手の「二刀流」に挑んで2年目の日本ハムの大谷翔平投手(19)が5月13日、北海道函館市で行われた西武7回戦でプロ初完投を完封勝利で飾り、4勝目を挙げた。今季6度目の先発、通算19試合で17度目の先発だった。126球で散発の6安打に抑え、3四球、9三振の好投を披露。試合は3-0だった。
大谷は初めて立った函館のマウンドを最後まで明け渡さなかった。2年目で最多の126球を投じて西武打線を6安打に抑え、プロ初完封で自己最多の4勝目を挙げた。「長い回を投げられたのはすごく自信になる」と頬を緩めた。
序盤から走者を背負った。一回1死二塁でマウンドに足が引っ掛かり、ボークを取られた。栗山には四球で一、三塁としたが、4番浅村をスライダーで併殺に仕留めた。「思ったよりも風が強くて初回は慌てた。ゲッツーを取ってもらって落ち着いた」とピンチを脱した。