サイトマップ RSS

日本人の危機を想起してもらえれば 映画「シークレット・チルドレン」 中島央監督インタビュー (2/4ページ)

2014.5.16 14:40

サングラスがトレードマークの中島央(ひろし)監督の次の構想は、刑事ドラマのコメディー=2014年4月24日、東京都港区新橋(原田史郎撮影)

サングラスがトレードマークの中島央(ひろし)監督の次の構想は、刑事ドラマのコメディー=2014年4月24日、東京都港区新橋(原田史郎撮影)【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「シークレット・チルドレン」(中島央監督)。5月10日公開(フリーマン・オフィス提供)。(C)2014_FOX_International_Channels(Japan)/Hikari-TV

 なぜ中島監督は、欧米人ばかりが登場する本作を、実は現代の日本人へのメッセージとして描いたのだろう。「今の時代をじっくりと考えてほしいんです。例えばサラリーマン。終身雇用が風前のともしびとなり、同僚も、先輩も、後輩もみんながライバルとして狭い社内でサバイバルを展開するようになってしまいました。悪い意味での米国社会がやってきたわけです。弱い人から順番に会社は『はい、さようなら』と。僕だけがビビっているのかな。でも、こうした状況は加速していく気がするんですよ」

 では、現代の日本人はどんな手を講ずればいいのだろうか。「登場人物たちのように、理屈抜きに何が何でも生きることだけを考えて生きていくこと。今を必死に生きることで、未来の子供たちの“勝利”につなげること」ときっぱり。それができなければ、自然淘汰されてしまうとさえ思えてくるそうだ。例えば上司に媚びを売ってお中元を出すとか、ガード下の焼き鳥屋で仲のいい同僚たちと会社への不満についてくだを巻くとか、それができるだけでも実は平和な世の中だとの思いを強めている。

思ったことを主張していく

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ