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【遠隔操作ウイルス事件】「真犯人メール」は自作自演か 片山被告の保釈取り消し申請 (2/5ページ)

2014.5.20 09:25

記者会見する佐藤博史弁護士。同席する予定だった片山祐輔被告は姿を見せなかった=2014年5月19日、東京都千代田区霞が関の司法記者クラブ(鴨川一也撮影)

記者会見する佐藤博史弁護士。同席する予定だった片山祐輔被告は姿を見せなかった=2014年5月19日、東京都千代田区霞が関の司法記者クラブ(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 記者会見でスマートフォンを手にして話す片山祐輔被告=2014年5月16日、東京都千代田区霞が関の司法記者クラブ(共同)

 捜査関係者によると、スマホが見つかったのは、江戸川区内の河川敷。片山被告が(5月)15日夕、現場周辺で不審な行動を取っているのを警視庁の捜査員が確認しており、(5月)16日午前11時半すぎにメールが届いた後に土を掘り返したところ、電源が入った状態のスマホが出てきたという。

 タイマーで偽装工作

 片山被告はメールが届いた時間帯に東京地裁での公判に出廷しており、公判後の記者会見で「メールを送ることはできない」と否定していた。捜査当局は、片山被告が決められた時間に自動でメールを送信する「タイマー機能」を使い、偽装工作を図ったとみて裏付けを進めている。

 メールは、片山被告のパソコンをウイルスに感染させ、片山被告が逮捕されるように仕向けたと説明。タイトルに新たな殺害予告を書き込んでいたほか、真犯人として名乗り出た理由を「(片山被告が)かわいそうになったから」などとしていた。

「片山さんが無実だという考えは全く揺るがない」

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