捜査関係者によると、スマホが見つかったのは、江戸川区内の河川敷。片山被告が(5月)15日夕、現場周辺で不審な行動を取っているのを警視庁の捜査員が確認しており、(5月)16日午前11時半すぎにメールが届いた後に土を掘り返したところ、電源が入った状態のスマホが出てきたという。
タイマーで偽装工作
片山被告はメールが届いた時間帯に東京地裁での公判に出廷しており、公判後の記者会見で「メールを送ることはできない」と否定していた。捜査当局は、片山被告が決められた時間に自動でメールを送信する「タイマー機能」を使い、偽装工作を図ったとみて裏付けを進めている。
メールは、片山被告のパソコンをウイルスに感染させ、片山被告が逮捕されるように仕向けたと説明。タイトルに新たな殺害予告を書き込んでいたほか、真犯人として名乗り出た理由を「(片山被告が)かわいそうになったから」などとしていた。