ローラースケートを履いた7人組の超人気アイドルグループ「光GENJI」の元メンバー、大沢樹生(みきお、45)と諸星和己(もろほし・かずみ、43)が、解散から約20年の時を経て再びタッグを組み、ヤクザと警察のせめぎ合いを描いたアクション映画「鷲と鷹」でダブル主演を務めた。
初めてメガホンをとった大沢は「男同士の友情を描いた作品を撮ってみたかったんですよ。ダブル主演ということで参考にしたのが、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが出演したアクション映画『ヒート』でした」と満足そう。幾度となく不仲説を報じられ、先の会見では不仲説を“肯定”までしてみせた諸星の起用については「私の相方を誰にすれば説得力を持つかと考えたとき、企画の段階から諸星さんが私の頭に浮かんでいたんですよ」と実力本位の姿勢を強調した。
これを受け、諸星は「僕のことをアル・パチーノと思ってくれたんだ?」「最初に頭に浮かんだのが(元『光GENJI』のリーダー)内海(光司)君だったら、僕は怒りますよ」と独特の言い回しで迎撃。どことなく漂うピリピリとした空気などお構いなしで、少し考えた後、「2人が演じることでいろんな方々が興味を示したり、光GENJIを思い出してくれるかもしれない。僕らをどう思ってくれるかなという気持ちがありましたね。(大沢と)監督と演者という関係になるのは初めてなので、それも楽しみにしていましたよ」と言葉を継いだ。