――懸念材料は
「(北朝鮮が設置する)特別調査委員会の調査対象に、ある程度墓参が進んでいる日本人遺骨の問題がなぜ入っているのか。(調査)引き延ばしの口実として使われたり、遺骨問題の進展を理由に制裁解除を迫られたりする恐れがある。誰が委員会に入って誰が権限を持ってやるのかも慎重に見極める必要がある」
――日本政府は再調査開始時点で、日本独自の制裁を一部解除する方針だが
「調査するという言葉だけで解除するというわけにはいかない。北朝鮮がどういう行動を取ったのか検証しないと、(日本が)行動するのは駄目だろう」
――特定失踪者らも再調査の対象となる
「これまでも北朝鮮が特定失踪者を何人か返すという噂が流れた。北朝鮮が一部の特定失踪者を返しただけで、全面解決といって日本に制裁解除を迫るのではないかと心配している。ただ、事情に詳しい安倍首相なので下手なことはしないと信頼している」
――被害者家族の高齢化が進んでいるが
「一日でも早くやらないと、今度は誰が倒れるか分からない。救出活動に立っている家族も弱っている。その意味で非常に焦りはある」