≪スキー・スノボ目当ても 滑落に注意≫
都心から近く初夏までたっぷり雪が残る雪山として、富士山にスキーやスノーボードを担いで登る人も少なくない。都内から友人とスキーに来た30代の男性は「最近、スキー場のゲレンデ外を滑る山岳スキーに行くことが増え、ぜひ日本の最高峰からも滑ってみたかった」と話した。しかし、スキーに向いた滑りやすい山ではない。静岡県警で山岳遭難救助を担当する地域課の奥田交治次席は「頂上直下では45度近い急勾配になり、氷った急斜面をスキーで滑るのはかなり難しい」と話す。
ガイドや経験者らは、9合目からスタートしたり氷が溶ける正午以降に滑るなどしていた。また、スキーより滑落停止がしづらいスノーボーダーは、ピッケルを手に滑っていた。それでも、5月4日には山頂の剣ケ峰付近でスノーボードをしていた千葉県船橋市の自衛官(23)が火口に滑落して死亡する事故が起きた。