吉田有希(ゆき)ちゃんの遺体が遺棄された現場に設置された献花台に手を合わせる近隣住民=2014年6月3日午後、茨城県常陸大宮市三美(桐原正道撮影)【拡大】
勝又容疑者は今年(2014年)1月29日、偽ブランド品を販売目的で所持していたとして商標法違反容疑で逮捕。2月に起訴され、現在宇都宮地裁で公判中。捜査関係者によると、起訴後勾留中に有希ちゃん殺害について「自分がやった」とする供述を始め、裏付け捜査を進めていた。
≪事件から8年半 母親「本当によかった」≫
容疑者逮捕の一報を受け、吉田有希ちゃんの母、洋子さんは捜査本部に「本当によかったです」と語ったという。事件発生以降、8年半にわたり苦しくつらい思いを抱えてきた有希ちゃんの両親。心境は折に触れ、手記として公表されてきた。
「あの日の朝、有希を家から送り出した時、『行ってきます』と言って、私のほうを振り返りながら、笑顔で手をふっていた姿が今も目に焼き付いています」。有希ちゃんの一周忌法要が営まれた06年11月25日に公表された手記。両親は有希ちゃんの最後の思い出をつづり、「一体、誰が何の目的で、わずか7歳という有希の短い生涯を閉じる必要があったのか私達は知りたいです」と訴えた。
この日納骨された墓には、有希ちゃんが好きだったクマとキリンの絵や有希ちゃんが体操着姿でほほえむ写真が焼き付けられた。