今市事件の容疑者逮捕について、阿部暢夫刑事部長(左)らが記者会見した=2014年6月3日午後、栃木県日光市の今市署(桑島浩任撮影)【拡大】
今年1月には、偽ブランドのバッグを譲渡目的で所持していた商標法違反容疑で逮捕された。
ある骨董品店主は、母親と寺に来た勝又容疑者が、机を出して商品を並べる様子を覚えていた。「話し掛けても目を合わせなかった」という。
車の修理「内々にして」
別の骨董市関係者は、「喉が渇いた」と言う年の離れた弟に「お兄ちゃんが買ってやるから」と飲み物を与えたり、「今日は早く帰ってご飯をつくってやる」と声を掛けたりする姿を見ていた。
有希ちゃんが殺害された後の08年ごろ、交通事故を起こした。相手の車を修理で持ち込んだ業者に「警察沙汰にしたくない。内々にしてくれ」と頼み込んだという。
母親も台湾出身で勝又容疑者は09年5月に日本国籍を取得した。
今年5月に宇都宮地裁であった商標法違反事件の公判に、共犯とされる母親とともに出廷した。グレーのジャージーの上下にサンダル姿。報道関係者で埋まった傍聴席に視線をやり、緊張した表情を浮かべた。裁判長から名前を聞かれると「カツマタ・タクヤ」と、甲高くか細い声で答えた。