勝又容疑者は殺害と死体遺棄を認めているが、死体遺棄罪は公訴時効(3年)が成立している。
≪「騒がれ刺した」 短絡と周到さ同居≫
幼い命はなぜ奪われなければならなかったのか。偶然見かけた(吉田)有希(ゆき)ちゃんを連れ去り殺害するという短絡的な犯行が浮き彫りになる一方、証拠隠滅を図るなど周到さも垣間見える。あの日何があったのか。逮捕された勝又容疑者の供述や関係者の証言から事件の経過を追った。
土地勘あった
2005年12月1日午後2時ごろ友達3人と下校した有希ちゃんは、その50分後に自宅近くの三差路で友達と別れたのを最後に行方が分からなくなった。
有希ちゃんは事件2週間前、自宅近くの駅周辺で男と待ち合わせしていた。この時「目のきれいなお兄ちゃんと約束している」と周囲に話していた。だが勝又容疑者は「有希ちゃんと面識はなかった」と話しており、供述通りならこの男が勝又容疑者の可能性は低く、場当たり的な犯行だった可能性が高い。