まずスポンサーに謝意
メディアが、オーディエンス(読者・視聴者)の関心を察知して動くのは「市民サービスの原理」からいって当然だ。それが、メディアの経営にプラスになるならなおさらである。さらに、スポンサーには自社製品の販売促進に、選手にはその後の安定した生活の保障に、そして、国家にはナショナリズムの高揚に絶大な効果を発揮する…となればいいことずくめである。
だが、メディアとスポーツの社会的役割という面からは問題なしとはいえない。今回の会見でのサッカー協会のやり方はスポーツ基本法の精神に反しており、サッカーを底辺から支えているサポーター、ファンが軽視されていた。
会見では、サッカー協会の原博実専務理事の冒頭挨拶に続き、ザッケローニ監督が選手名の読み上げられた。原氏はその挨拶をこう締めくくった。
「最後になりますが、ずっとサポートしていただいたキリンさんをはじめ、スポンサーの方々、Jリーグをはじめ代表選手を出してくれたクラブなどの方々、そして普段から日本代表チームを応援してくれているサポーターの皆さんに感謝申し上げたい…」