スタンド不足が障害
3社はライバル関係にあるが、テスラは今月(6月)12日、自社が持つEV用電池や充電機器に関する特許を無償開放することを決めた。悪質なケースを除き、特許が無断使用されても提訴しないという“英断”だ。
名うての起業家として知られるテスラのCEO、イーロン・マスク氏(42)は声明で「テスラだけの成功より、EV全体の成功が重要だ」と強調。「真の競争相手は、わが社以外のEVではなく、世界中の工場で連日、洪水のように生産されるガソリン車だ」と、挑発的な発言でEV普及に本腰を入れる姿勢を示した。
走行時に二酸化炭素(CO2)をまったく排出しないEVは、究極のエコカーとして期待されながら、普及スピードは鈍い。最大手の日産・ルノー連合は16年度までに世界で150万台を販売する目標をぶち上げているが、今年1月時点の累計販売は10万台にとどまっている。