異彩放つ脚本が新鮮
多くの時代劇に出演してきた佐々木だが、とりわけ本作は思い出深い作品となったようだ。「重い衣装とかつらを身につけた夏の撮影で、大汗を流しながら走るシーンを意識的にたくさん撮影したから」というのは半分冗談だとしても、「まず『超高速!』というタイトルの3文字はすごいパンチ力があり、ユーモアもありますよね」。脚本を読み人物像を構築していく際、「よくこの登場人物はどんなだったっけな」と何度か読み返すことが多いそうだが、今回は一気に読破できた。佐々木は「湯長谷の藩士たちも、敵となる幕府方のキャラクターもすべて、一読で人物像が理解できるように立体的に描かれていましたからね」と説明するように、異彩を放つ脚本との出合いはそれほど新鮮だった。
福島弁が醸す柔らかさ
一見、優男の内藤だが、有事には剣の腕もたち、松平が放つ刺客などものともしない。一国のリーダーとして腹も据わり、困難と責任を率先して引き受ける姿が印象的だ。佐々木はどう演じたのか。