中島 まさにそうです。緑ケ丘では、薪ストーブを導入しています。森に入って、この木とこの木を間伐してください、とガルテナーにお願いする。ノコギリ使って木を切って、乾かして、薪にする。子供や孫もそれを手伝う。山林を外から眺めるのではなくて、実際に入っていって健康な森を作るためにどこを間伐すればいいのかを身をもって知る。汗を流して作った薪がエネルギーになる。汗が燃料になるんだ、と学習する。
天童 そこには、時間と試行錯誤を受け入れる〈辛抱と寛容〉がありますね。どちらも世界から今失われつつありますが。森とか、農業というのは、それを自然な形で教えてくれる。
中島 すごい言葉ですね。まさにそう。
天童 願いは、町の暮らしのすぐ近くにこういう施設があることですね。それこそ、自転車で15分で行けるような。
中島 もっと増えればいいと思っています。日本は地価が高いから、首都圏をにらんだ場合なかなか難しいことですが。
有機無農薬で
天童 ここに来る人は、有機無農薬にも引かれているのではと感じます。今は、グローバル化の中でどんどん遺伝子組み換え作物が台頭していますが、その対極にある。