「当機はまもなく着陸します。これより先、全ての電子機器の電源をお切りください」
実際の飛行時間はわずか10分程度だ。「アイランドホッピング」の名のとおり島から島へぴょんぴょんと飛び移っていくフライトを、初日に6回、2日目は沖永良部島(おきのえらぶじま)や与論島(よろんじま)なども目的地に加えて朝から8回繰り返す。東京や大阪からのアクセス便を含めると1泊2日で16のフライトを体験するそんなツアーを、JALパックが2年ほど前に商品化した。同じルートの単純往復も含めてひたすら飛行機に乗るだけなのに、ファンの間では人気が高い。販売サイトでは「観光の時間はありません」と念を押している。
「ツアー参加者には、マイルやポイントを一気に稼ぎたいというお客さまが多いですね」と話すのは、初日のフライトに乗務していたCAの田中京子さんだ。「20代から40代が中心で、ほとんどの方が男性の一人旅です」