一見、無骨な感じがする家具の数々は「年月を経て表情が変わっていくのが好き」という黄瀬さんのこだわりから、あえて木材や革に過剰なコーティングはされていない。
節や割れ生かし
日光が直接あたる場所に長らく置いておけば、革張りの椅子は色あせてくるし、反対に毎日使い続けていると飴色に変わり、使い込んだ感じになる。その表情を楽しめるかどうかが、好みの分かれるところ。
テーブルの天板に使われる木も、通常なら欠品として取り除かれる節や割れも味わいとして生かしている。こうした逆転の発想が生んだデザインの数々は多くの人を魅了し、今や海外にも顧客を持つ。