田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は「最初で最後の交渉という気持ち。期待が裏切られないよう、政府はきちっとした行動をしてほしい」と話し、「被害者の名前が出てこなければ進展とはいえない」と求めた。
「『死亡』とされた8人についてどう説明するかが焦点だ。北朝鮮が間違いを認め、みんなを帰してほしい」と訴えたのは、市川修一さん=拉致当時(23)=の兄、健一さん(69)。
進展なかったら…
一方で、制裁解除への不安の声も。松本京子さん=拉致当時(29)=の兄、孟(はじめ)さん(67)は「(京子さんに)会えるのではないかという楽しみができた」としながらも、「独自制裁は、被害者家族の『救出』への思いがこもったもの。一部にしても解除し、進展がなかったらどうするのか」と心配する。
有本恵子さん=拉致当時(23)=の母、嘉代子さん(88)は「絶対に後に引かない交渉をしてほしい。8人のことを北朝鮮が明らかにしないなら、制裁解除を取りやめるという強い気持ちで挑んでもらいたい」と訴えた。(SANKEI EXPRESS)