常若の伊勢神宮
私の常住する寺院で仏式の結婚式を挙げられたご夫婦のほとんどが山梨県身延山にある日蓮聖人の御廟所に詣でたあとに伊勢参りに行かれています。「お寺なのになぜ伊勢参り?」と不思議に思う方もおられましょう。実は宗祖日蓮聖人も立教開宗される前に伊勢神宮に詣で「我(われ)、日本の柱とならん。我、日本の眼目とならん。我、日本の大船とならん」との誓願をされているからです。
伊勢神宮には内宮と外宮があり、外宮に祀られている豊受大御神はお米をはじめとする衣食住などの産業を守護する神様。そして内宮の天照大神は皇室のご先祖であり、日本を守護する日の神様です。20年に一度の式年遷宮は「いつも変わらぬお姿と神のみずみずしいお力の永遠を祈る」という常若(とこわか)の精神をもって1300年もの間、昔より少しも変わらぬ形で行われ、神々は新しいお力を得て日本をそして国民を守護してくださるのです。