朝鮮中央テレビが放映した映像では金第1書記は追慕大会と、金主席の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を訪れた際、足をひきずるように歩いていた。最近、金第1書記の負傷や健康悪化に関する情報は一切伝えられていない。
金主席の死後、北朝鮮は核実験や長距離弾道ミサイルの発射を繰り返すなど、強硬姿勢を崩していない。一方で、国際社会からは制裁を受け、経済・食糧難から抜け出せないままだ。北朝鮮が最近、対日関係改善を模索する背景にもこうした事情がある。
金第1書記としては、金主席死去20年の節目を利用する形で、3代にわたる権力世襲の正統性を住民らに改めて強調し不満を抑え込む狙いがあるとみられる。
報道によると平壌ではこの日、多数の市民が「万寿台の丘」におもむき、金主席と金正日総書記の像に献花する光景がみられた。(ソウル 名村隆寛/SANKEI EXPRESS)
≪北朝鮮軍が境界線越え侵入 韓国の通信機器破壊≫
韓国国防省関係者は7月8日、北朝鮮の朝鮮人民軍の兵士が6月19日、南北軍事境界線を越えてソウル北方に侵入、韓国軍が最前線に設置した通信機器を破壊して北へ逃げ帰ったと明らかにした。韓国側は追跡し、境界線近くで発砲したという。
韓国国防省関係者は、今年に入り北朝鮮が、境界線直近の南北の非武装地帯内で活動を活発化させていると指摘。聯合ニュースによると、今年だけで5回、境界線の南側まで人民軍兵士が入ってきたことが確認されたという。