東京都福生市の名簿業者「文献社」によると、今年1月ごろ、武蔵野市の名簿業者「パン・ワールド」から「子供の新しい名簿が大量に入った」と連絡があった。同時期にジャスト社から「小中学生のデータがほしい」と注文が入り、2~3月に自社の名簿約160万件を販売。さらに、5月にパン・ワールドから約200万件分の名簿を購入し、ジャスト社に転売したという。
ベネッセは文献社に送った内容証明郵便で、この名簿にベネッセの流出情報が含まれる疑いがあるとしている。
ジャストシステムは1979年創業で東証1部上場。日本語入力ソフトの「ATOK」などを販売している。ジャストシステムは10日、「ベネッセから流出した情報と認識した上で利用したという事実は一切ない。DMを送る場合は適切な手順や方法をとっている」とのコメントを出した。
≪子供の名簿「宝の山」 ピンポイントで営業攻勢≫
「教育業界の巨象から出た名簿なら、喉から手が出るほど欲しいと考える学習塾があっても不思議でない。実際に名簿を欲しがっている塾があるという話を聞いたことがある」。東京都内の学習塾関係者は、こう漏らす。