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「忘れられた日本人」救いたい フィリピン残留2世と親族橋渡し (4/4ページ)

2014.7.11 12:40

フィリピンで初対面を果たし固く握手を交わす宮里強さん(左)と、叔母に当たるミヤサト・コンチータさん=2014年5月16日(日本財団提供)

フィリピンで初対面を果たし固く握手を交わす宮里強さん(左)と、叔母に当たるミヤサト・コンチータさん=2014年5月16日(日本財団提供)【拡大】

  • フィリピン・ミンダナオ島

 強さんの祖父、宮里源一さんは大戦前に、出稼ぎでフィリピンに渡った。日本に家族を持っていたが、現地人と結婚し、コンチータさんを含む子供4人をもうけた後、終戦直前に亡くなった。

 「おばぁ(祖母)、そして父親らも、フィリピンに行ってから音沙汰がなかったおじぃ(祖父)を恨んでいたかもしれない。しかし、お線香くらいはあげたいと思っていたはず。代わりにそれを孫の自分たちでやることが親孝行にもなる」。強さんは、源一さんのお墓参りにも行きたいと考えていた。

 日本財団の国際協力グループの松岡直さんは「宮里家のように親族と会えるのはとても幸運なケース」と話す。「存命の残留2世は現在約200人いるが、限られた資料での身元調査は難航している。今年8月に帰国する2世は、8人中7人が身元の詳細情報を求めている。より多くの人にこの問題に関心を持ってもらい、手掛かりをつかみたい」と訴えている。(日本財団 広報グループ 宇田川貴康/SANKEI EXPRESS

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