こころの門,2014.(提供写真)。(C)Jean-Michel_Othoniel/ADAGP,Paris&JASPAR_Tokyo,2014.Courtesy_Galerie_Perrotin【拡大】
オトニエル氏は7月9日に開かれた記者発表会で「こころの門」について、「ハートを題材にした連作の一つ」と位置づけ、「2人の愛のつながりを重視した。結婚に限らなくてもいい。感動や人生を分かち合いたいと思う感情が重要だ」と話し、作品が、2つのハートが互いに支え合い、抱き合っている姿を表現したことを明かした。
できあがるチャペルでは、こころの門を2人がくぐることで愛を誓う。オトニエル氏はチャペルが「21世紀の場所として、すべてに開かれるべき」で、特定の宗教や人種に限らず、同性愛の結婚にも利用してほしいとの考えを示した。
来年春に完成するチャペルの建設は、隈氏が担当。隈氏は記者発表会で、建設のコンセプトとして「軽井沢は風の質が違う。その空気感そのものを結晶化したい」と話した。