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自然の中で作者は消えてしまうべきだ 「白樺の森建築プロジェクト」 ジャン=ミシェル オトニエルと隈研吾 (3/5ページ)

2014.7.14 14:40

こころの門,2014.(提供写真)。(C)Jean-Michel_Othoniel/ADAGP,Paris&JASPAR_Tokyo,2014.Courtesy_Galerie_Perrotin

こころの門,2014.(提供写真)。(C)Jean-Michel_Othoniel/ADAGP,Paris&JASPAR_Tokyo,2014.Courtesy_Galerie_Perrotin【拡大】

  • チャペルの完成イメージ図(提供写真)
  • Collier_autoporte_beu_degrade_miroir,2014.Copyright_Jean-michel_Othoniel/ADAGP,Paris_&_JASPAR_Tokyo,2014.Courtesy_Galerie_Perrotin
  • The_Knot_of_The_Imaginary,2012.Copyright_Jean-Michel_Othoniel/ADAGP,Paris_&_PASPAR_Tokyo,2014.Courtesy_Galerie_Perrotin
  • 白樺の森建築プロジェクトの記者発表会で、作品の内容などを話すジャン=ミシェル・オトニエル氏(中央)と隈研吾さん=2014年7月9日(原圭介撮影)

 ある種の存在感に

 現時点のイメージでは、シラカバの幹がチャペルの外にも中にも並び、地面に生えているコケも、建物の内外につながっている。「中と外がどれだけ溶け合えるのか。何かと何かを分けるのを超えたい。それを世界に対するメッセージにしたい」と宣言した。

 日本建築は、自然の景観や風を取り込んだものも多いが、隈氏は「地面より一段高くなっている床も地面とつながるようにしたい」と斬新な工法に挑戦する。

 オトニエル、隈両氏が最後に意気投合したのは、「作品の後ろで、作者は消えてしまうべきだ」という考え方。隈氏は「作者2人が軽井沢の自然の中で消えることが、ある種の存在感につながる」と締めくくった。

 「DNA」常設展も

 軽井沢ニューアートミュージアムでは、今月(7月)11日から来年6月29日まで、常設展「ジャン=ミシェル オトニエル『愛の遺伝子展“DNA of Love”』」も開かれている。

ベネチアのムラーノガラスを使った作品

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