ワークショップも
世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)も、7~8月、この「暗いところからやってくる」を含む5本の舞台やコンサートを上演する「せたがやこどもプロジェクト2014」を開催。その演目の一つが、ユーモラスなダンスが国内外で人気を集めるダンスカンパニー「コンドルズ」(近藤良平主宰)の新作「GIGANT(ギガント)」だ。子供たちにもなじみがある「ガリバー旅行記」の世界観をモチーフにし、ダイナミックなパフォーマンスを繰り広げる。
この2作品は上演だけでなく、子供向けのワークショップも行う。「ギガント」では公募の小学生が約1~2カ月間、数回の稽古を重ね、ガリバー旅行記に出てくるリリパット国の小人を思わせる設定で実際の舞台で約15分間のオープニングアクトを務める。「中学ではダンスが必修化され、点数がつくものになったけれど、本来、正解も間違いもないのがダンスの楽しいところ。子供たちに自由なダンスの楽しさを知ってもらいたい」とコンドルズの勝山康晴プロデューサーは話す。