「ベネッセの顧客情報を持ち出したことは間違いない」。これまでの捜査でDBのコピー履歴から松崎容疑者による犯行と判明しており、容疑を認めざるを得なかった。
観念したような表情を見せる松崎容疑者は、丸刈りに無精ひげ。近くの喫茶店経営の女性は普段とは違う外見に、「目つきが鋭く険しい顔つきで別人だと思った」と驚きを隠さない。
ただ、近所の女性は他の一面も知っていた。松崎容疑者の妻から「パチンコが好きで休日によく通っているんです」などと聞かされていたという。「ギャンブルで使った」。松崎容疑者は、顧客情報を転売したカネの使い道を、ベネッセ側にそう説明している。
シンフォームでも技術に詳しいとして重宝されていた松崎容疑者。その卓越した技が、犯罪の一線を越えさせたのは皮肉ともいえる。
松崎容疑者の担当は、DBの検索システムの開発など。システムの不具合を確かめるため、顧客情報を全件ダウンロードするなど、操作に必要な大半の権限を与えられたごく少数の一人だった。(SANKEI EXPRESS)