最後に「この殺人鬼の名前、住所などの情報をネットで公開して地域で共有すべきです」と説得にかかります。一見筋道が通っているように聞こえますが、他に議論すべき点を故意に隠し自分の意見に賛同させようとしているところが問題です。殺人鬼とされるその人の家族や法律などの問題を論点から外しているのです。正論スケープゴート論法に対抗するには、議論すべきことが他にあるかどうかを考えてみることが大切です。(ICT教育研修研究所所長 Steve Mogi/SANKEI EXPRESS)
■茂木康有 ICT教育研修研究所所長。米独豪州の企業5社で延べ30年勤務。2010年にICT教育研修研究所を設立し、企業、学校などを対象に研修、セミナーを行っている。ictraining.jp