半期ごとの貿易収支=2014年7月24日、財務省発表。※2014年上半期は速報値【拡大】
地域別では、自動車の輸入が膨らんだ欧州連合(EU)との貿易収支が3581億円の赤字。中国も2兆9211億円の赤字となり、アジア全体でも32年ぶりに赤字となった。
同時に発表した6月の貿易収支は、6月としては最大の8222億円の赤字だった。赤字は24カ月連続で、半導体を中心とする電子部品の輸出が減少したことなどが影響した。
≪伸びぬ輸出 原材料高騰で中小の負担重く≫
1~6月の貿易赤字が過去最大に膨らんだのは、燃料の輸入増に加え、日本経済の牽引(けんいん)役になるはずだった自動車や家電などの輸出が期待通りに伸びていないためだ。
長く続いた円高で輸出の採算悪化に直面した製造業では、生産拠点を海外に移す動きに歯止めがかからない。円安の追い風を受けても輸出を増やすのは難しくなり、輸入増と相まって貿易赤字を定着させている構図だ。