ミャンマーのエーヤワディー地域の学校で開催したサッカー教室の終了後、参加した子供たちは感謝の気持ちを込め、セレッソ大阪スクールの池田昌弘コーチを胴上げ。「いけちゃん、いけちゃん」のコールが鳴り止まなかった=2014年6月29日、ミャンマー(日本財団撮影)【拡大】
ピッチで大活躍のセレッソ大阪スクールコーチ2人は関西仕込みのギャグを連発。サッカー教室の子供たちだけでなく村全体が最高の盛り上がりと一体感を見せた。女の子たちにはバドミントンやバレーボール教室も開かれた。スポーツ支援だけでなく、経済的に困窮している成績優秀生徒には奨学金が提供された。
継続できる仕組みを
ただ、今回のサッカー教室の開催やユニホームなどの寄贈、奨学金の提供といった活動は、サッカーの試合でいえばまだ前半5分が終わったほどの段階にすぎない。村の子供たちがスポーツを通じた教育支援の恩恵を受けられるようになるのは、まさにこれから。スポンサー企業や協力者が、村を再訪し支援を継続できるような仕組みが必要だ。ここは、チャリティマッチでつながったネットワークの生かしどころだ。つながったのはお金だけではなく、協働した組織や人であり、これは貴重な財産である。