ミャンマーのエーヤワディー地域の学校で開催したサッカー教室の終了後、参加した子供たちは感謝の気持ちを込め、セレッソ大阪スクールの池田昌弘コーチを胴上げ。「いけちゃん、いけちゃん」のコールが鳴り止まなかった=2014年6月29日、ミャンマー(日本財団撮影)【拡大】
協力企業の一つである全日本空輸(ANA)が子供たちに贈ったユニホームを手掛けたザニー氏には、日本ミャンマー協会からもユニホームデザインの依頼があった。これはミャンマー北東部シャン州の子供たちに寄贈される予定だ。
ザニー氏はデザイン案を練りつつ、今後の抱負についてこう語った。
「国の発展は経済発展だけでは成し得ません。国民ひとりひとりの成長した姿こそが、真の国の発展だと考えています。だからこそ、スポーツ、文化教育の支援は若者の人格形成に大きく役立つ。若者への教育支援こそ国家を形成するために一番重要なことだと考えています」
日本財団では現在、シャン州のユニホーム寄贈校によるサッカーのトーナメント戦を開催し州都のスタジアムで決勝戦を行う企画を検討中。これからもザニー氏らとともに、企業が参加できるミャンマーの村の子供たちとのイベントを企画していく。(日本財団 国際協力グループ 中嶋竜生/SANKEI EXPRESS)